面白そうな韓国映画、ドラマが最近目白押しなので、忘れないように並べてみました。これらの作品を見終わったら感想文UPしようと思います。
金子文子との朴烈
紹介文からしてとても鮮烈でそそられる内容。アナーキスト(無政府主義者)って、なぜそうなったか背景についてとても興味があったので、この映画をきっかけに是非見てみたい映画。
2時間で分かる知られざる近代史
金子文子は父親に認知されず、無籍者として各地を転々とし、小学校では籍のない半端者だからと藁半紙の卒業証書しか貰えず、釜山で暮らす父方の祖母の家に貰われれば、やっぱり籍のない子を養子には出来ないと女中扱いされる日本人女性。
3.1運動の時には、植民地下の朝鮮人に自分を重ね、「他人事とは思えない感激が胸に湧く」。
日本に帰っても、新聞配達の住み込みや路上の石鹸売りなど長続きしない。母と決して籍を入れようとしなかった父親は母の妹とデキちゃったりするもんだから、男など信用出来ず、さらには見る目もなく、取っ替え引っ替え。
それが、朝鮮人アナーキストの朴烈と出会い、居場所のない二人は運命的に惹かれ合う。
しかし、関東大震災の流言飛語で朝鮮人大虐殺。政府は流言飛語にはそれなりの理由が必要と「不逞鮮人」(太い鮮人を逆手にとった)という本を出し、天皇制を強烈に批判していた朴烈と金子文子を逮捕。冤罪どころか完全な捏造。死刑判決。そして……。
この映画では、二人の出会いから、裁判、そして◯◯までを描いている。事実と違うじゃんとかいろいろ批判はあるものの、こういう映画をちゃんと仕上げる韓国は本当にスゴいと思う。
金子文子役のチェ・ヒソの日本語はネイティブみたいだし、美術もいい。
瀬戸内寂聴の「余白の春」や金子文子本人による自伝「何が私をこうさせたか」(二冊とも傑作)を読んでいる人はもちろん、金子文子の名前も朴烈の名前も初めて聞くという人もこの映画は必見。
2時間で分かる知られざる近代史。国家はいかに容易く人を犠牲にしてきたか。女性に人権などあってないような時代に、どれだけ踏みにじられようとも、地に足をつけ、世界と向き合おうとした一人の女性の姿。
公開は16日から。シアターイメージフォーラムほか全国で順次。是非。
ツイッターの反応
「金子文子と朴烈」日本人に描けなかった、韓国発の「日本映画」。参った。朴烈と文子のアナキスト時代を整理しつつ、彼らが何故大逆罪を引き受け、獄中や法廷で明らかにしたものとは何かを描出。理不尽への怒りに満ちた生を生きながら、驚くほどチャーミングでユーモラスな2人の輝きを描き出した傑作 pic.twitter.com/GBSqNcLWgh
— 窓の外 (@madosoto) February 19, 2019
シネマート心斎橋の『金子文子と朴烈』の展示充実してました。(写真がヘタでごめん)また観るの楽しみだな。 pic.twitter.com/vfejDMNmlZ
— えり (@fujiko0812) January 29, 2019
【金子文子のことば】私はあまりに多く他人の奴隷となりすぎていた。…私は私自身を生きていなかった。私は私自身の仕事をしなければならぬ。そうだ、私自身の仕事をだ、しかし、その私自身の仕事とは何であるか。私はそれを知りたい。知ってそれを実行してみたい。(自伝から) pic.twitter.com/FyVJSs8fsQ
— 映画『金子文子と朴烈』2019/2/16(土)公開 (@fumikoandyeol) February 1, 2019
①『半世界』
②『天国でまた会おう』
③『がっこうぐらし!』
④『バーニング 劇場版』
⑥『女王陛下のお気に入り』
⑦『ミスター・ガラス』
⑧『金子文子と朴烈』
⑨『雪の華』
⑩『天才作家の妻』
次点:『赤い雪』『ラ』『アイアンガール FINAL WARS』 pic.twitter.com/FCV6wf3VPz— ギボ(マガジンサミット編集部) (@yungibo) February 1, 2019
バーニング(劇場版)
村上春樹原作の韓国映画「バーニング」。
韓国の民主化運動に関わり、ノムヒョン政権下で文化観光部長官など、日本の大衆文化の開放にも力をつくした映画監督イ・チャンドンが
村上春樹「納屋を焼く」を映画化した『バーニング』。12月NHKが放送したTV版を見たのだが、とても良かった
劇場公開版が1日から公開中https://t.co/1wryawhaCh
朝日 pic.twitter.com/vu51CzIqfZ— BARANEKO (@BARANEKO0409) February 1, 2019
『バーニング 劇場版』、観てる間中〝こっちの感情を完璧に操作し、かつ振り回される感覚〟に陥り多幸感に溢れる2時間半でした。それでいてミステリ(エンタメ)としても濃厚とか、映画のいい所取りかよ。多分今年のトップ10には確実に入ると思います。超オススメです。 pic.twitter.com/y4VG4toph8
— ケントくん。 (@kentokundayo) February 3, 2019
Netfilixドラマ「キングダム」
これは、日本映画「キングダム」と間違いやすいですが、こちらはネトフリ韓ドラのほうです。お間違いないように。韓国時代劇なのにゾンビが登場する不思議な世界観ですが、どんなもんなんでしょう?見るのが楽しみです。
月曜日にチュジフン主演Netflixのキングダムをイッキ見して頭の中がゾンビ!ゾンビ!ゾンビ!になって、水木2日間でヨンウジン主演ドラマ프리스트=プリーストをイッキ見して今度は悪魔!悪魔!悪魔!になっている(笑)
とりあえず2つのドラマに共通することはめちゃくちゃ面白いということ‼️ pic.twitter.com/UIa1vykxWA
— みんしる (@minsil323) February 1, 2019
マルモイ(言葉集め)
말모이 (マルモイ、直訳は言葉集め)という映画を観てきた。日本の支配下にあり朝鮮/韓国語の使用が禁止されている中で、「言葉は民族の精神だ」と、各地方の方言を集めながら、朝鮮語辞典をつくろうと奮闘した人びとの話。 pic.twitter.com/hO1HR2kDQX
— 🐧 (@convallaria1) February 12, 2019
1987、ある闘いの真実
「タクシー運転手」をさらに史実に近づけた歴史映画というべきか。見てないので分かりませんが、たぶんそういうやつでしょう。劇場では終わってしまっているのでiTunes映画かなにかで見ると思います。
この間観た韓国映画の「1987、ある闘いの物語」本当に良かった。
序盤は韓国の歴史的背景を知らなかったしストーリーを理解するまでは感情移入出来るのか?って感じだったけど途中からは感情の波が一気に押し寄せてずっと心が痛くて、ずっと祈ってて本当に辛くて…私の心が破滅しそうでした。 pic.twitter.com/efESvEQTX6— 川口 絢都 (@ayato_ka) January 18, 2019
韓国映画「1987」、「タクシー運転手」より更に凄い。自ら日本陸軍士官学校を首席で卒業したと自伝で誇り、同胞朝鮮人を殺戮して来た日帝の手先朴正熙から全斗煥迄歴代軍事政権の弾圧拷問は日帝仕込み、凄まじい暴力弾圧を乗り越え民主化を果たし、この様な素晴らしい映画を作れる韓国民に只々敬意。
— boukendanji (@boukendanji) February 9, 2019